売れ筋のドライブレコーダーは本当に良いのか？役割と価格からみる賢いドラレコ購入のすすめ
売れ筋ドライブレコーダーのなかで、本当に使えるドラレコの選び方
市販されるドラレコは9000アイテム！？乱立するドライブレコーダーの中で役割を考えると購入に必要なモデルが見えてくる
近年のあおり運転も含めた運転時の諸問題の増加後により、おっちゃんの会社でもドライブレコーダーの取付け作業の依頼を多く受けています。
AMAZONでドライブレコーダー実売価格の差は約25倍！気になる工賃は？
AMAZONでドライブレコーダーのキーワード検索すると9.000アイテムのヒットがあります。楽天やYAHOOショッピングなどでも同様に数多くのドラレコが販売されています。
この記事の作成時点で、ドライブレコーダー本体の価格は、通販を含めると概ね税別4000～100000円程度のモデルまで市場で販売されていました。
作業工賃は、車種やカメラの取付数（前・前後）や機能の有無によりまちまちですが、5000～25000円ぐらいまであります。
これから、ドライブレコーダーを購入する際に自分に合ったドラレコの選び方を考察します。
ドライブレコーダーの役割と機能を考えると商品と総額が決まります
ドライブレコーダーを何台も購入して比べるわけにもいきませんよね。また、車屋さんから紹介される1台は、役割的に満足できるかもしれません。車屋さんはクレームが少ないであろう製品にリスクのない、誰が見ても信頼性が高いドライブレコーダーしか提案できないため、コストが高くなります。
もう少し掘り下げると同一品を自分で購入し、工賃だけお願いしてコストを抑えることも可能にできるでしょう。
とにかく自分が納得いく商品をお車に取り付けるわけですから、こんなはずじゃなかったと後悔しない為のリスクない1台を決めることが大切です。
ドライブレコーダーの本質はすべて事後にあり！役割を考えよう
まず初めに理解するべきは、ドライブレコーダーの本質は、すべて事後にあるということです。事故・煽り動機は様々でしょうが、ドライブレコーダーを取り付けたからと言って遭遇率を下げることはできないということです。この本質を踏まえたうえでドライブレコーダーの役割を考えました。
- 事故の証拠として
- 煽り運転など運転時の諸問題の証拠として
- 駐車中など、車にいないときのいたずらなどの証拠として
- ドライブの記録として
つまりドライブレコーダーは性能・記録・機能がポイントです
性能：記録処理・ 耐熱性・ Gセンサー・レンズなどの各部品の 能力と信頼性
安いドラレコは耐久性に難があるものを数点確認しています。また、記録媒体のMiniMicroSDには読み書き速度に指定のクラスが設定されています。多くは別売りです。コストが高いものほど画質やフレートが高く高品質の動画が保存できます。
記録：カメラの感度（ピント・画素）や撮影可能角度（広角撮影）やレンズの数
自分の起こす事故の多くは、前面でおこります。貰い事故の場合は、後方やサイドが多くなります。よって、カメラの撮影可能角度（広角撮影）やレンズの数が重要になります。カメラレンズは日本製以外お勧めしません。
追加機能：駐車時の動態感知録画・取付の付属品精度・信頼性
目的①.ドライブレコーダーで煽り運転や事故など運転中の諸問題を記録したい
まずは、自分の起こす事故の多くは、前面でおこります。貰い事故の場合は、後方やサイドが多くなります。よって、カメラの撮影可能角度（広角撮影）やレンズの数が重要になります。
フロントだけでは目的の大部分が果たせないため、2つのレンズで広域を記録する必要があります。さらに、前方のバンパーと後方にレンズがつくタイプも、真横部分がフォローされていないことを理解しておくことが大切です。（まぁ状況証拠としては使えるかもしれませんが。）
次に、記録についてですが、遠くや夜間が写りが悪くやそもそも鮮明ではないなど、こちらも状況証拠としては使えるかもしれませんが・・・。カメラの能力（レンズ感度と処理能力）が世界一のカメラは日本製だと考えています。日本製のレンズ・カメラ搭載モデル以外は正直お勧めできません。
最後は、性能や機能部分ですが、様々な構成パーツが作動不良など起こして記録できていないということがないように耐久まで考慮すると、レビュー（ようつべは実物見れてよし）や製造メーカー（品質管理）や使用部品のスペックなど信頼性が参考になります。
CAUTION！レビューに関しては、気を付けましょう。レビューを書くことを仕事としている方々が多く存在していて、嘘を参考にしてしまうと騙されてしまいます。詳しくは下記リンクをご確認ください。
（レビュー購入は失敗のもと？AMAZONのやらせレビュー判別法をご確認ください。）
目的②.駐車中の車を監視記録したい
目的②の機能はエンジンを切った後に録画を開始し動体検知で録画分のロックをかけ消せないように保存するというもので、ドラレコのすべてが保有するものではない特殊機能になります。
その多くは取付時に専用のケーブルなど一部オプション品が必要なケースがほとんどです。駐車している間の当て逃げや、夜間のイタズラ・盗難抑止対策として、消せない証拠が残せます。
ただし、横の車のドアパンチやフロントのドアガラスなどの被害に対して、前方カメラだけとか別体の後方カメラ付きでは側面の決定的証拠が残せません。併用するなら360°全方位記録タイプの併用が望ましいでしょう。
駐車中も電源が落ちないよう施工するため、取り付けには知識が必要です。正常時は微電流ですが製品不良による漏電なんてことも頭の片隅に置きましょう。
通常は動態感知センサーがついていますが、1990年代の社外セキュリティが流行った時、システム自体は成熟していたため、信頼性には特に問題はないと考えます。
目的③.楽しいドライブ（旅行など）の記録がしたい
目的③の旅などの記録ですが、景色を残せる・車内が写せるというプレミアムな記録をするなら、前方カメラだけでなく360°全方位記録タイプの仕様が望ましいでしょう。
目的②・③どちらも①の機能がしっかりフォローできていれば、どの製品モデルを使用しても大差はないでしょう。
まとめ
ほとんどのドラレコについている、衝突などの衝撃時に前後20秒程度の録画分をロックをかけ消せないように保存するという機能があります。この機能で信号の状態や相手がいる場合相手の状態まで記録を残せます。
その時に、画質・画角・耐久性がないと、ドライブレコーダーの存在意義が薄れてしまいます。知人で、煽られたとか、過失割合のためもめているケースが本当に多い時代です。以下のケースもドライブレコーダーがあれば防げた出費になります。
「学校の先生で、校内の駐車場で停車中に、バックで迫ってきた保護者の車に逆カマ掘られた方がいました。公道ではないので、停車していた決定的な証拠がないため自費で車を修理されていた方もいました。」（公道なら止まっていたという証言が警察で認められれば修理代・代車代は全額先方の保護者持ちになります。）
また、ニュースなどでおなじみかと思いますが、証拠の動画として一定の成果をあげている、車が止まって降りてきた場合の防衛としては、①②で記載通り前後カメラだけだと、あおり運転者が降車する場面は記録できますが、運転席の横は映らないのでドラレコを外してそちらに向けないといけません。また、自動記録はできないので手動記録せねばなりません。
日頃から使い方を熟知しておかないといざというときに使い物にならないのでご注意ください。
煽り運転を未然に防ぐためのドライブレコーダーの活用法
前述したドラレコの目的ですがこれらは共通して事が起こってから真価を発揮するという事です。①に関して言うと、道交法を自身が守らなければそれらも記録証拠となるためまた、事故を意識するため自らの事故に対する意識が上がるため、事故の抑制の一助となっているといわれます。 しかしながら、もらい事故に対して効果があるわけでもありません。
また、②や③に対して事が起こってからでは意味がありませんし事前に抑止効果は望めないでしょう。
そこで、抑止を促すようなステッカーが現時点では意外と意味があると考えられます。車外つまり他のドライバーさんへ意識を促すことができるからです。